私は自分の筆力だけを頼みにしています!
~AI不使用証明書~
1)CDからサブスクの時代に
音という質量のない芸術を、手に取れるかたちにしたもの。
そして、同封された特典で音楽業界を豊かにしたもの、それがCD円盤でした。
なかでも制作のウラ話なんかが書かれている「ライナーノーツ」は
楽曲が”ストーリーによってつくられている”その文脈を与えてくれました。
サブスク文化はまちがいなくあたらしい音楽のカタチですが、
おそらく”人工知能”が配信プログラムをサポートしているであろう
そこにまで”AI”で生成された「なにか」が混在しはじめたことで
生身の人間が想いを込めてつくった「作品」にまでノイズが干渉してしまう…
新時代のツールとの葛藤もはじまりました。
2)今こそライナーノーツを
もし、AI音楽が円盤になっていたら、購入するでしょうか。
多くの方は「しない」でしょう。なぜなら、
生身の人間の想いが音になり、手に取れるかたちになったもの、
それがCDだからです。なかでもCDジャケット(/冊子)は、
作り手と聴き手をつないでくれる力をもった”重みのある紙”でした。
「音楽をつくろう」という物語を持った我々、
すなわち”AIという接頭辞のない”クリエイターたちは
時間をさかのぼって業界の黄金時代に回帰することによって
新時代をもっと豊かにできるのでは、と私は考えました。
3)作品解説、書かせてください!
サブスク時代は、楽曲リリースの敷居を低くしましたが、難易度を上げました。
円盤にしないから参入はしやすい。けれど、一定の視聴者(ファン)とつながりにくい
つまるところ「クリエイター単位で曲を聴いてくれるひとが減ってしまった」
=ファンになるより「曲ごとをたのしむひとがふえた」ということです。
このことがわるい風潮とはいえないでしょう。
しかし、ひとつの作品に込められた”背景”までは伝わりづらい(リーチされない)のは
事実だと思います。…そこで、私は提供楽曲ごとにライナーノーツを書きます。
これは「作詞の過程においてAIを使用していない」証明書として機能するだけでなく、
コミュニティで公開することによって楽曲のあじわいをぐっと深めてくれることを
実現してくれるものと確信しています。
私は提供いたします歌詞によって生ずる追加収益をいただかない代わりに、
このライナーノーツ公開で執筆業を継続していきたいと考えております。
クライアントさまには編集によるカットなしの草稿FullVer.をお渡ししますので
たのしくお読みいただき、必要なときにはAI不使用証明としてご利用ください。
書かされた歌詞ではなく
書きたいと思って書いた
ひとの手によって書かれた歌詞を
ご入用の際は、ぜひ当サービスをご検討ください。