プロジェクトの始動…
運営者に3つの質問!
ごあいさつに代えて。
Q.活動のきっかけを聞かせてください
A.いまSNSで検索をかけると、作詞家さんであふれていて、作曲家さんは少数です。最近になって、その数少ない作曲家さんの作詞依頼も減ってきていることに気づきました。
それは「同じく個人で活動している作詞家さんに依頼してみたら、思うような作品にならなかった」ことが少なからず反映されたものではないかと。作曲家個人の納得を世間の評価によって裏付けるまでの仕事をするのは非常に難しいという現実をあらためて覚えます。
作詞家に問われているのは“作曲家に満足してもらえるか”という点のみですから、詞に正解はない以上「この曲に歌詞をあてたい」と名乗り出た書き手は間違いなく誠実です。ただ、「音」という物理を操る作曲と違い、「言葉」という感覚を扱う作詞には正解がありません。そのため、気持ちだけがあっても、要望に応えられないケースというのはどうしても出てきてしまうものなのです。この事実は、歌詞には通常、1番と2番がありますから、それらを相対的に評価した場合”同じメロディでも絶対にどちらかの点数が下がる”ことからも説明できます。
だからこそ、100点の歌詞をめざすことはきわめてむずかしく、それが作詞の醍醐味でもあります。私は作曲家さんたちを尊敬しています。具体的な現象として良し悪しがわかってしまう「音」を理論に基づいて完成させる人々だからです。だからこそ、そうやって完成されたメロディを誠実に聴き込み、「クリエイターから求められる“言葉のプロ”になりたい」という志のもと作詞業と向き合っています。
Q.ほかの作詞家と異なるのはどこですか
A.決定的に違うのは”センスではなくテクニックで作詞している”ことだと思います。
プロの作詞家たちは「歌詞の執筆はその曲に携わる過程のすべてを仕上げる」という尋常ならざる責任と向き合いながら仕事をしていますが、そのあまりの厳しさを目の当たりにして、私は作詞業から一度退いたのち、半年ものあいだ敗走の事実を認められませんでした。
業界のトップたちと競合する仕事をせねばならぬ重圧にプロとしての意識が追いつかなかったあの経験から得たことは、安定した制作ルーティンを構築したうえで、既存の歌詞を研究しながら「なぜこの曲が胸を打つのか」を言語化する訓練を積めば、”筆力(技術)”で編集者(依頼主)に応えられるのでは…という発見です。
まだまだ修行の途上ですが、日々、誰よりも作詞を研究している自負だけはある者として、これからを見つめる方々と一緒に曲作りができるのを楽しみにしています。
Q.プロジェクトのコンセプトはありますか
A.ネット上で音楽活動ができる時代にあっては「いかに認知されるか」が重要だと思います。
本当にもったいないことですが、どんなにすばらしい曲でも「うもれてしまう」ということは、山ほどあります。経験値の少ない私でさえ、“確実なヒット法則”というのはなく、再生数が伸びるのは「運」の要素が関与することはわかります。そこに「運」があるからこそ「当てよう」と思えるのも、また事実ですが…「はたして運は呼び込めないものなのでしょうか?」
プロデューサーではないですが、運営コンセプトにおける個人的な観測を述べさせていただきますと、「新しいアーティストがはじめてのリリースで大ヒットさせる」というのは、じつのところ「“アーティストとして認知されてから、はじめての曲”をとばす」というのが正確なところかと。
その近道について、路上での活動がネット環境に置き換わりつつある昨今に適用して考えると、鍵はクオリティを前提とした“初期のリリース数”と“パワーをもった広報”にあるのではと考えます。
そこで私は、ホームページにおける担当楽曲の総合的な情報掲載によって前者を、作詞家として名を馳せてハッシュタグに価値を付与することで後者をカバーできたらと、いわばレーベルと個人の強みを兼ね備えたようなデザインを施してプロジェクトを立ち上げました。
アーティストさんへの負担をコストや広報の面からできるだけ軽減し、多くのリスナーに聴いてもらう最短ルートを目指すサービスを。専属的な作曲家さんと継続的に提携して力をつけ、新規参入のクリエイターさんまでサポートできたら…と思い描いています。
誠心誠意を尽くし、私自身が“プロの作詞家”を堂々と名乗れるよう、夢に向かってクライアントさまと共同制作したいです。
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